INDUSTRIES / SAAS
対応の属人化と、顧客への説明。SaaS 事業者の初動と報告を一つの記録に
SaaS の障害は、多くの顧客企業の業務に同時に響きます。SLA にもとづく経過の説明を求められ、個人データの漏えいが疑われれば、個人情報保護法に基づく報告の期限も加わります。Incident Lake は Slack / Teams のスレッドで初動を一つずつ進め、ポストモーテム、訓練、報告までを一つの記録にまとめます。判断はいつも人が行います。
SaaS 事業者の障害対応で起きやすいこと
対応が特定の人に偏る
夜間や休日の障害でも、指揮・連絡・記録を毎回同じ数人が抱え込みます。進め方が人の頭の中にだけ残り、属人化が続きます。
SLA の説明に経過の記録が要る
顧客企業からは、検知から復旧までの経過と再発防止策の説明を求められます。経過がチャットに散らばっていると、まとめるだけで手間がかかります。
漏えいの疑いで期限が始まる
個人データの漏えい等が疑われる場合、個人情報保護委員会への速報・確報が必要になることがあります。初動と並行して期限を数えることになります。
初動の段取りを、呼ばれた人だけに背負わせない
エージェントがスレッドに参加し、指揮官・重大度・影響サービスを一つずつ確認して、決まったことをタスクにします。関連するアラートは1件のインシデントにまとまり、過去の類似インシデントやナレッジも検索できるため、経験の浅い担当者でも進め方を確認しながら対応できます。
SLA の説明に使える経過とポストモーテム
検知・暫定対応・恒久対応の時刻を自動で検出し、タイムラインからポストモーテムを下書きします。PDF / Word で出力でき、改善タスクは管理者が有効化すれば Jira / Backlog と同期できます。顧客への連絡には、障害通知リスト、承認フロー付きの一斉メール、ステータス画面を使えます。
個人情報保護法の報告期限を、把握した時刻から数える
個人情報保護法の速報と確報(30日、不正目的の場合は60日)の期限を把握日時から自動で計算し、報告内容の下書きをチャットから進められます。報告の要否の判断と提出は人が行います。
訓練で、手順を人から仕組みへ
業種別シナリオカタログには IT・通信のシナリオが含まれます。自社の構成に合わせて LLM でシナリオを生成し、承認してから使うこともできます。統制役と参加者を分けて進め、振り返りは自動で下書きされます。見つかったリスクは問題管理へ、ナレッジの候補は承認キューへ送られます。
顧客のセキュリティ審査に備える
監査ログ、SAML SSO、IP 制限、機能別の権限グループはセキュリティにまとめています。運営の株式会社SIGQ は ISO/IEC 27001 認証を取得し、Incident Lake は SOC 2 Type 1 報告書を受領しています。外部の LLM にデータを渡せない場合は Self-Hosted を選べます。
法令に関する記述は一般的な情報であり、法的助言ではありません。個別の適用については、法務部門や専門家にご確認ください。