Incident Lake

COMPARE

incident.io と Incident Lake の違い(2026年10月時点)

本比較は2026年10月26日時点の各社公開情報に基づきます。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご連絡ください。

incident.io と Incident Lake は、どちらも Slack と Microsoft Teams の中でインシデント対応を進める製品です。

incident.io はオンコール、ステータスページ、カタログを1つの SaaS にまとめています。Incident Lake は訓練、BCP 業務まで含む CMDB、法令報告の期限管理とテンプレートに重心があります。

データの置き場所も異なります。incident.io は欧州でホストされる SaaS で、Incident Lake は SaaS に加えて Self-Hosted 版と自社ホスト LLM を提供しています。

incident.io が向いているチーム/Incident Lake が向いているチーム

incident.io が向いているチーム

  • オンコール、ステータスページ、対応フローを1つの SaaS でそろえたい
  • ユーザー単位の料金で、必要な人数分だけ契約したい
  • データの保管先が欧州(GCP のベルギー、待機系はオランダ)で問題ない

Incident Lake が向いているチーム

  • 対応だけでなく、訓練や BCP の観点から平時に備えておきたい
  • 個人情報保護法・番号法・サイバー対処能力強化法の報告期限とテンプレートが必要
  • 自社環境で動かしたい(Self-Hosted・自社ホスト LLM)、または日本語で運用したい

12項目の比較

比較項目
Incident Lake
incident.io
出典
初動の段取り(指揮官・重大度・タスク化)
あり:スレッドで指揮官・重大度・影響サービスを一つずつ確認し、決まったことをタスク化
あり:インシデント宣言、インシデントごとの専用チャンネル、ロール、ワークフロー [3]
[3] Teams 提供開始
チャット対応(Slack・Teams)
あり:Slack(複数ワークスペース)と Microsoft Teams のスレッドに参加
あり:Slack と Teams。Teams は2024年8月13日に提供開始、同年9月にオンコールも対応。料金ページでは全プランに表示 [1][3][4]
[1] 料金 [3] Teams 提供開始 [4] 変更履歴
監視連携
あり:Datadog・Sentry・Grafana・Zabbix・Instana・Rollbar・アラートメールから自動起票し、関連アラートを1件に集約
要確認:監視ツールごとの連携範囲は確認できず。On-call はアドオンまたは単体で提供 [1]
[1] 料金
訓練
あり:14業種のシナリオカタログ、LLM によるシナリオ生成と承認、振り返りの自動生成
要確認:取得した公開情報では確認できず [1][2]
[1] 料金 [2] 公式サイト
CMDB・影響可視化
あり:CMDB を内蔵。構成項目と BCP 業務レイヤーの統合グラフ、拠点ごとの適用規制、NetBox / ServiceNow と同期
あり:Catalog(サービスカタログ)と Nexus(本番環境のモデル)。プランごとの提供範囲は要確認 [2][6]
[2] 公式サイト [6] Catalog
法令報告・期限管理
あり:個人情報保護法・番号法・サイバー対処能力強化法・GDPR の期限を把握日時から計算し、報告書を下書き
要確認:取得した公開情報では確認できず [1][2]
[1] 料金 [2] 公式サイト
ポストモーテム・出力
あり:記録からポストモーテムを下書きし、PDF / Word で出力
あり:AI によるサマリー、フォローアップ、ポストモーテムの生成 [3]
[3] Teams 提供開始
問題・変更管理
あり:問題管理、改善タスクの提案、GitHub から変更・リリースを取り込み
要確認:取得した公開情報では確認できず [1]
[1] 料金
権限・監査・SSO
あり:機能別の権限グループ、RBAC タグ、監査ログ、SAML SSO(監査ログと SAML は Annual プラン)
要確認:取得した公開情報では確認できず [1]
[1] 料金
Self-Hosted・LLM選択
あり:Self-Hosted 版と自社ホスト LLM を提供し、モデルを選択可能
要確認:Self-Hosted の提供は料金ページ・セキュリティ FAQ では確認できず。GCP 上の SaaS として提供 [1][5]
[1] 料金 [5] セキュリティ FAQ
日本語・日本法令
あり:日本語で利用でき、個人情報保護法・番号法・サイバー対処能力強化法の報告書テンプレートを用意
要確認:取得した公開情報では確認できず [1][2]
[1] 料金 [2] 公式サイト
料金モデル
あり:Free ¥0(メンバー5名まで)。有料はプラン単位で、人数単位の課金ではありません(プランごとにメンバー上限あり)
あり:ユーザー単位の月額。Basic 無料、Team $19(年払い $15)、Pro $25、Enterprise は個別見積り。On-call は Team +$10・Pro +$20 [1]
[1] 料金

「要確認」は、出典に挙げた公開情報では確認できなかった項目で、機能がないことを意味するものではありません。法令に関する記述は一般的な情報であり、法的助言ではありません。

併用・移行のパターン

どちらも Slack / Teams で動くため、同じチャンネルで2つのボットに初動を任せると案内が重なります。役割を分け、段階的に進めることをおすすめします。

1

備える領域から始める

訓練、CMDB、法令報告の期限管理を Incident Lake で先に整える

2

オンコールの置き場所を決める

呼び出しは incident.io On-call など既存の仕組みを残すか、移行先を決める

3

初動を切り替える

対象チャンネルで自動検知を有効にし、過去のポストモーテムをナレッジに取り込む

画面はイメージです。

incident.io からの移行・併用チェックリスト

  • オンコール:incident.io On-call を使っている場合は、残すか移行先を決めます。Incident Lake はオンコール管理を主機能としていません
  • エスカレーション:呼び出しの経路はオンコールツール側で維持し、重大度の定義を Incident Lake に登録します
  • ステータスページ:incident.io のステータスページを続けるか、Incident Lake のステータス画面や Statuspage 連携に移すかを決めます
  • ポストモーテムと履歴:必要な記録をエクスポートしてナレッジとして取り込むと、類似インシデントの検索対象になります
  • カタログ:サービスの一覧を CMDB の構成項目として登録し、業務レイヤーとつなぎます

よくある質問

Microsoft Teams への対応に違いはありますか?

どちらも Teams に対応しています。incident.io は2024年8月に Teams 版の提供を開始し、同年9月にオンコール機能も Teams に対応したと公表しています。違いは Teams 対応の有無ではなく、訓練・CMDB・法令報告の範囲です。

データを自社環境の外に出したくない場合は?

Incident Lake は自社ホスト LLM を含む Self-Hosted 版を提供しています。incident.io のセキュリティ FAQ では、データは欧州の Google Cloud でホストされると説明されています。構成はご相談ください。

料金の考え方はどう違いますか?

incident.io はユーザー単位の月額課金です。Incident Lake は人数単位ではなくプラン単位の課金で、プランごとにメンバー上限があります。無料プランはどちらにもあります。

まずは1件で試す

訓練シナリオ1本、またはインシデント1件から動きを確かめられます。

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出典

各社の情報は2026年10月時点の公開情報に基づきます。各社の製品名・サービス名は各社の商標または登録商標です。

どちらを選んでも、Incident Lake では AI が指揮官・重大度・影響サービスを提案し、確定するのはスレッドにいる人です。収束の判断や外部への報告を自動で行うことはありません。